タイ南部の天然ゴム農家、11日ぶりに線路封鎖解除 政府との対立続く

鉄道 行政
キティラット副首相兼財務相(左)とユコン農相
キティラット副首相兼財務相(左)とユコン農相 全 2 枚 拡大写真

【タイ】5日、タイ南部ナコンシータマラート県で、天然ゴム農家によるタイ国鉄の線路封鎖が11日ぶりに解除され、列車の運行が再開された。

 天然ゴム農家はナコンシータマラート県、南部パタルン県などでの道路封鎖も一部解除したが、5日午後6時現在、ナコンシータマラート県内の2カ所、南部トラン県の1カ所などで道路封鎖が続いている。

 天然ゴム農家は天然ゴム価格の値下がりに不満を強め、政府に天然ゴムのアンスモークドシート(USS)を市価の1キロ70バーツ台を上回る100バーツで買い取るよう要求。8月23日に道路封鎖、同26日に線路封鎖を開始した。

 タイ国鉄によると、11日間の線路封鎖で旅客列車160本、貨物列車16本が運休し、チケット代の返却による損失は4000万バーツ以上に上る。道路封鎖を含めた経済的損失は約30億バーツという試算もある。

 タイ政府は5日、キティラット副首相兼財務相を議長とする会合を開き、天然ゴムの買い取りに応じない方針を確認。天然ゴム農園に対し、1600平方メートルあたり1260バーツの補助金を、1世帯当たり最大4万平方メートルまで支給する計画を打ち出した。農家側はこの提案に納得しておらず、近く抗議活動を再開する構えだ。

《newsclip》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
  5. スバルマークの方が似合う? 新型ダイハツ『ムーヴ』のスバル版にSNSも注目!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る