対シンガポールドル安、マレーシア経済の下支えの一つに

エマージング・マーケット 東南アジア
対シンガポールドル安、マレーシア経済の下支えの一つに
対シンガポールドル安、マレーシア経済の下支えの一つに 全 1 枚 拡大写真

対シンガポール・ドル為替相場でリンギが安が進んでおり、15年ぶりの低水準となっている。シンガポール人観光客の増加やマレーシア不動産を購入する動きが加速し、マレーシア経済成長の下支えの一つになると見込まれている。ザ・スターなどが報じた。

過去3か月に渡りリンギ安が進んでおり、8月29日の為替レートは、1シンガポール・ドル=2.6037リンギを突破、9月4日の午前11時には2.5722リンギまでリンギ安が進んだ。1998年の最安値にならぶ安値となった。

不動産コンサルタントのCBREによると、ジョホール州南部の開発計画「イスカンダル・マレーシア」の不動産への問合せが増加している。シンガポール政府が今年、追加住宅購入者印紙税(ABSD)を引き上げたこともシンガポール人による不動産購入を後押ししている。

英字紙「ニュー・ストレーツ・タイムズ」は6月、イスカンダルで不動産を所有している外国人は13万人で、うち90%がシンガポール人であると報道した。

空港運営のマレーシア・エアポーツ・ホールディングス(MAHB)によると、7月の航空旅客数は前年比14%増の320万人となった。マレーシア旅行代理店協会(MATTA)は、リンギ安は国内の観光業に好機となるとの見解を示した。

広瀬やよい

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. パナソニック ホールディングス・人事情報 2025年11月1日付
  2. トヨタ『RAV4』新型、3つのスタイルで登場…まずはハイブリッドを450万円から発売
  3. 新型トヨタ『RAV4』にモデリスタ、「アーバン」と「ラギッド」の2スタイルでカスタマイズ
  4. 注目の125ccスクーター2台をガチンコ比較!「静粛」のアクシスZか?「快活」のアドレス125か?
  5. メルセデスベンツGLB新型、生産開始…最大航続631kmのEVを2026年春発売へ
  6. 加藤製作所、新世代ラフテレーンクレーン「SL-250RV」発売…油圧伸縮起伏ジブ採用
  7. 日産がNISMO事業拡大、ロードカー倍増で2028年に15万台へ…レストアも強化
  8. マツダ、新型『CX-5』や『ロードスター』のレーシングカー展示へ…東京オートサロン2026
  9. 日産、NISMO特別モデルと フェアレディZ 改良新型を発表へ…東京オートサロン2026
  10. ヤマハが新基準原付を2026年3月、日本発売へ…台湾から『ジョグ125』導入
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る