ポール・トゥ・ウインでベッテル(レッドブル)が快勝。今季6勝目、チャンピオンシップポイントを222まで伸ばして、今シーズン最後のヨーロッパラウンドを勝利で飾った。
スタートでは2台のフェラーリ勢が抜群の飛び出しを見せた。マッサ(フェラーリ)がベッテルとウェーバー(レッドブル)の間に割って入り、アロンソが4番手で続く。
ローダウンフォースセッティングを強いられるモンツァではブレーキングが難しくなり、冷えたタイヤのオープニングラップはいつも混乱する。今年は、ディレスタやライコネンらがマシンを早々に痛めてしまった。
序盤からアロンソがスパートをかけてウェーバーをギリギリの争いでかわし、続いて同僚マッサを難なくパス。さらにベッテルを追ったがなかなかその差を詰められなかった。終盤は追い上げてきたウェーバーとアロンソのバトルになったが、ウェーバーはトランスミッションにトラブルを抱えており、アロンソはなんとか2位の座を守った。
結果、レッドブル勢が1・3、ライバルのフェラーリは2・4フィニッシュ。今季のチャンピオンシップをまだ諦めていないアロンソは、次戦からさらにリスクを負った戦いでベッテルに挑まないとならない。
1 ベッテル(レッドブル) 1:18:33.352
2 アロンソ(フェラーリ) +5.4秒
3 ウェーバー(レッドブル) +6.3秒
4 マッサ(フェラーリ) +9.3秒
5 ヒュルケンベルグ(ザウバー) +10.3秒
6 ロズベルグ(メルセデスAMG) +10.9秒
7 リチャルド(トーロロッソ) +32.3秒
8 グロージャン(ロータス) +33.1秒
9 ハミルトン(メルセデスAMG) +33.5秒
10 バトン(マクラーレン) +38.3秒
11 ライコネン(ロータス) +38.6秒
12 ペレス(マクラーレン) +39.7秒
13 グティエレス(ザウバー) +40.8秒
14 マルドナド(ウィリアムズ) +49.0秒
15 ボッタス(ウィリアムズ) +56.8秒
16 スーティル(フォースインディア) +1ラップ
17 ピック(ケータハム) +1ラップ
18 ヴァンデルガルデ(ケータハム) +1ラップ
19 ビアンキ(マルシャ) +1ラップ
20 チルトン(マルシャ) +1ラップ
リタイア ベルニュ(トーロロッソ) トランスミッション
リタイア ディレスタ(フォースインディア) アクシデント