福岡市交通局、9割超の駅で業務を民間委託へ…2014年度から順次実施

鉄道 行政
9割超の駅で業務を民間委託する方針を発表した福岡市交通局。写真は福岡空港駅に停車中の1000系。
9割超の駅で業務を民間委託する方針を発表した福岡市交通局。写真は福岡空港駅に停車中の1000系。 全 2 枚 拡大写真

福岡市交通局は9月9日、地下鉄の駅業務の民間委託を拡大し、全35駅中32駅で実施する方針を発表した。箱崎線と七隈線で行われている委託を空港線の9駅にも拡げる。2014年度から順次実施する。

交通局の発表によると、駅業務の民間委託率は現時点で66%で、公社などへの委託を除くと全国の公営地下鉄でトップ。だが、建設時の投資により現在約1400億円の累積欠損金、約3000億円の借入金を抱えていることから、経営安定化や七隈線延伸事業の推進など今後の経営のあり方を検討した結果、民間委託をさらに進めることになった。

2014年度に空港線大濠公園、赤坂の2駅、2015年度に唐人町駅を民間に委託し、その後も職員の退職に合わせて実施する。駅全体の安全管理などを行う職員を育成するため、姪浜、天神、博多の3駅は直営で残す。完全実施後の民間委託率は91%となる。

9駅を民間委託した場合、約60人の職員と年間約1億8000万円の人件費削減効果が見込まれるという。

《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

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