デルタ航空は、日米路線のビジネスエリートで提供する機内食メニューをリニューアルすると発表した。
西海岸行きのフライト(ロサンゼルス、ポートランド、シアトル、サンフランシスコ)には、カリフォルニアのナパ・バレーに拠点を置き1995年にフード&ワインマガジンにより年間最優秀シェフに選ばれたシェフのマイケル・キアレッロ氏によるメニューを導入する。
キアレッロ氏が考案した機内食メニューは、ルーツである南イタリアの料理と、ナパ・バレーの現代的なライフスタイルを融合。ファーストコースの前菜と、セカンドコースのサラダ、メインコース3種類をキアレッロ氏が監修する。
米国本土ハワイ行きフライトで提供している和食コースでは、日本を出発するフライトで全面リニューアルを完了したほか、米国発日本行きのフライト(ロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトル、ニューヨーク)もリニューアルし、食材の新鮮な風味を生かした和食を9月末から提供する。
東海岸・中西部行きフライト(ニューヨーク、アトランタ、デトロイト、ミネアポリス)には、9月25日から、デルタ航空成田機内食部総料理長である石本正敏氏による新メニューを導入する。
また、機内に搭載するビールの銘柄に、新たにサントリーのプレミアムモルツとキリンの一番搾りを追加した。従来のアサヒに加え全てのビール銘柄はエコノミークラスでも無料で提供する。
石本正敏総料理長は「日本人シェフと米国人シェフによるプロジェクトチームを立ち上げ、半年以上かけてメニューの開発、テスト、導入を実施した。和食は、伝統を生かしつつコンテンポラリー風味に仕上げた。日本全国から取り寄せた新鮮な食材を使って、炊き込みご飯や煮物など、季節感を楽しめるよう心がけた」としている。
デルタ航空では、日米路線の機内食リニューアルが完了することを受け、新たに日本とアジアを結ぶ各路線の機内食メニュー刷新プロジェクトを開始する。来年初旬を目処に、新メニューを導入する予定。