【フランクフルトモーターショー13】メルセデス Sクラス 新型、PHV発表…大型高級車で33.3km/リットル

自動車 ニューモデル 新型車
新型メルセデスベンツSクラスのS500プラグインハイブリッド(フランクフルトモーターショー13)
新型メルセデスベンツSクラスのS500プラグインハイブリッド(フランクフルトモーターショー13) 全 10 枚 拡大写真

ドイツの自動車大手、ダイムラーは9月10日、ドイツで開幕したフランクフルトモーターショー13において、新型メルセデスベンツ『Sクラス』の「S500プラグインハイブリッド」を初公開した。

同車は2013年5月、欧州で発表された新型Sクラスに追加されるプラグインハイブリッド車(PHV)。これまで、通常のハイブリッドは用意してきたSクラスだが、PHVの設定は初めて。

PHVシステムは、新開発の3.0リットルV型6気筒ガソリンターボエンジンを基本にしたもの。このエンジンは、最大出力333ps、最大トルク48.9kgmを引き出す。組み合わせるモーターは、最大出力109ps、最大トルク34.7kgm。

走行モードは4種類。ボタン操作により、「ハイブリッド」、「E-モード」、「E-セーブ」、「チャージ」が切り替えられる。Eモードでは、最大でおよそ30kmのゼロエミッション走行が可能。

その効果もあって、S500プラグインハイブリッドは、欧州複合モード燃費33.3km/リットル、CO2排出量69g/kmと、大型サルーンとしては、異例の環境性能を実現。0-100km/h加速5.5秒、最高速250km/h(リミッター作動)のパフォーマンスも兼ね備える。

S500プラグインハイブリッドは、2014年内に市販される予定。フランクフルトモーターショー13のプレスカンファレンスに登壇したダイムラーのメルセデスベンツ乗用車部門、ヨアヒム・シュミット氏営業&マーケティング担当上級副社長は、「S500プラグインハイブリッドは最も燃費のいい大型ラグジュアリーサルーン」とコメント。高い自信を示している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ベントレー史上最大のデザイン革命」初のコンセプトEVは、全長5m超えの3名乗りクーペ
  2. 公取委、ダンロップに行政処分 全天候型タイヤ「安売り阻止」疑い[新聞ウォッチ]
  3. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  4. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  5. まさに水上のスポーツカー!ブラバスの「電動ジェットボード」登場、世界77台限定で340万円
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る