【フランクフルトモーターショー13】ルノー・日産アライアンス、ダイムラーとのパートナーシップ継続拡大を強調

自動車 ビジネス 企業動向
インフィニティ Q30(フランクフルトモーターショー13)
インフィニティ Q30(フランクフルトモーターショー13) 全 2 枚 拡大写真

ルノー・日産アライアンスとダイムラーの両CEOは、フランクフルトにおいて、現在、両社のパートナーシップがグローバルに進展していることを明らかにした。

日産、ルノー、ダイムラーのパートナーシップは、2010年4月に締結し、主に欧州に焦点を置いた3つのプロジェクトを柱として開始。現在は、北米や日本で10の重要プロジェクトに拡大している。

両CEOは、両社がパートナーシップからのメリットを享受している良い例として、デカード(米テネシー州)でのメルセデス・ベンツの4気筒ガソリンエンジンの共同生産を挙げた。デカード工場は、2014年半ばには生産が開始される予定で、生産されるエンジンは、タスカルーサ(米アラバマ州)のダイムラーの工場で生産されるメルセデス・ベンツ『Cクラス』および新型インフィニティモデルに搭載される。また、ターボチャージャー付直噴3気筒・4気筒ガソリンエンジンファミリーの共同開発も計画通り進んでいるという。

両CEOは、共同エンジン開発におけるもう一つの成功例として、秋に発売予定のインフィニティ『Q50』を挙げた。Q50は、ダイムラーの協力の基、ディーゼルエンジンとオートマチックトランスミッションを組み合わせたパワートレインを搭載する初めてのインフィニティモデルとなる。

また、インフィニティは、2015年からダイムラーのコンパクトモデルの構成部品を使った車両を2015年より発売する。そのコンセプトカー『Q30コンセプト』はフランクフルトモーターショーで初公開された。

さらに、商用車でも協業は継続。ダイムラー・トラック・アジア部門の三菱ふそうトラック・バスは、日産から商用バン『NV350アーバン』の供給を受け、海外市場向けに発売する予定となっている。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
  3. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  4. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  5. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る