ボンバルディアは9月12日、インドの首都デリーで都市鉄道網を運行するデリーメトロから、新路線の7号線に設置する信号通信システムを6200万米ドル(約61億円)で受注したと発表した。
7号線は中心市街地の周縁部を北東から北西まで半円状に結ぶ全長58.4kmの路線で、第1期区間の54.4kmが2015年、残りの4kmが2017年に開業予定。ボンバルディアは無線通信による信号システム(CBTC)で自動運転や完全無人運転が可能な移動閉塞式の「CITYFRO 650」を同線に供給する。同システムは台湾・台北の文湖線や中国の天津地下鉄、深セン地下鉄、スペイン・マドリードの地下鉄など、世界の17路線で使用されている。
ボンバルディアはデリーメトロの既存の路線にも信号通信システムを供給しており、同社製の車両も多数運行されている。