JR西日本、ロープ式ホーム柵を桜島駅で試行運用へ…12月上旬から

鉄道 テクノロジー
JR西日本が開発中のロープ式ホーム柵(下降時)のイメージ。12月から桜島駅で試行運用する予定。
JR西日本が開発中のロープ式ホーム柵(下降時)のイメージ。12月から桜島駅で試行運用する予定。 全 2 枚 拡大写真

JR西日本はこのほど、同社が開発を進めてきたロープを昇降させるタイプのホーム柵を、桜島線(JRゆめ咲線)桜島駅の1番線ホームで12月上旬から試行運用する予定を発表した。

【画像全2枚】

ロープ式ホーム柵は、ホームドアの代わりにロープを設置し、列車のドアが開く際に上昇させる方式のホーム柵。従来型の可動式ホーム柵はドアの位置や枚数が異なる列車が混在する線区での導入が難しいことから、同社はロープ式の導入に向けた検討を進めてきた。

設置工事は11月中旬から行われる予定で、同社は試行運用により安全面、機能面での検証を深め、実用化につなげたいとしている。

昇降式のホーム柵は、日本信号と東急電鉄がワイヤーロープの昇降による「昇降スクリーン式ホームドア」を東急田園都市線つきみ野駅で、高見沢サイバネティックスと相模鉄道がバー(棒)による「昇降式ホームドア」を相鉄いずみ野線弥生台駅で、それぞれ試験運用する方針が発表されている。海外では韓国・光州(カンジュ)地下鉄1号線の鹿洞(ノクトン)駅でロープ式のホームドアが既に採用されている。

《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ブリッツ、エンジン出力向上デバイス「パワコンX」発売、190車種以上に対応
  2. 中国エリア初、「アルパインスタイル広島183」がグランドオープン
  3. ハッチバックもセダンも効く! タワーバー+サブフレーム補強で走りと安心感を同時にアップ~カスタムHOW TO~
  4. 【ダイハツ タフト 新型試乗】ほどよい個性とさりげない行動範囲の広さがいい…島崎七生人
  5. 次期『Sクラス』はこの顔? メルセデスベンツ『ビジョン・アイコニック』発表…大型2ドアクーペ提案
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る