すでに、米国四輪車市場から撤退したスズキ。同社が過去に米国で販売したモデルについて、リコール(回収・無償修理)を実施することが分かった。
これは、NHTSA(米国運輸省道路交通安全局)が明らかにしたもの。『グランドビターラ』(日本名:『エスクード』)と『SX4』の2車種に関して、スズキモーターオブアメリカから、リコールの届け出を受けたと発表している。
今回のリコールは、助手席のエアバッグセンサーマットの不具合が要因。NHTSAによると、グランドビターラとSX4の助手席エアバッグセンサーマットが、度々折り曲げられると、大人か子どもかを検知できなくなり、子どもが着座している場合でもエアバッグが展開し、子どもが負傷する恐れがあるという。
対象となるのは、2006-2011年モデルのグランドビターラと、2007-2011年モデルのSX4。米国で販売された合計19万3936台が該当する。
スズキモーターオブアメリカは、対象車を保有する顧客に連絡。交換部品が用意でき次第、リコール作業に着手する計画。