BMW「i」のEV、i3…ドイツで生産開始

自動車 ビジネス 企業動向
ドイツ・ライプツィヒ工場で生産が開始されたBMW i3
ドイツ・ライプツィヒ工場で生産が開始されたBMW i3 全 3 枚 拡大写真

ドイツの高級車メーカー、BMWグループは9月18日、ドイツ・ライプツィヒ工場において、『i3』の生産を開始した。

i3は、BMWグループが電動化技術に特化して立ち上げた新ブランド、「i」の市販第一号車。パワートレインは、EVで、モーターは最大出力170ps、最大トルク25.5kgmを引き出す。モーターはリアアクスルに搭載し、後輪を駆動。前後重量バランスは50対50と理想的な数値を追求する。

動力性能は、0-60km/h加速が3.7秒、0-100km/h加速が7.2秒。最高速はリミッターにより、150km/hに制限される。二次電池は、蓄電容量22kWhのリチウムイオンバッテリー。1回の充電で、最大160kmを走行可能。充電は約8時間で、急速チャージャーを使えば80%の容量を約30分で充電できる。

ボディサイズは全長3999mm、ホイールベース2570mm。パッセンジャーセル部分にカーボンファイバー、シャシーにアルミを使うなど、軽量化を推進。車両重量は1195kgに抑えられた。

9月18日、ドイツ・ライプツィヒ工場から、i3の最初の量産モデルがラインオフ。生産開始記念式典において、BMWのHarald Kruger取締役は、「今日はBMWの発展における新たなマイルストーン。i3の生産にかかる電力は、風力発電でまかない、CO2を排出しない」と述べている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  3. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  4. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  5. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る