ホンダは、ジャカルタモーターショー13で7人乗りLMPV『モビリオ』プロトタイプを初公開した。
生産は来年立ち上がるインドネシアでの第2工場で行われる。モビリオという名前ながら日本国内で展開していたボクシーな形状とは一線を画したデザインとなっている。価格は1億5000万~1億8000万ルピア、日本円で128~153万円ほどになる予定だ。
排気量1200cc(ディーゼル車は1500cc)を超えるとローコストグリーンカープロジェクトの対象外になるが、現地の路面状況や需要に合わせ1.5リットルエンジンを搭載した同車で、メインマーケットへ切り込み2016年までに30万台の販売数を目指す。
また、会場には『NSX コンセプト』や無限仕様の『CR-Z』なども出展。2015年のF1参戦も含め、モータースポーツ分野での活躍もアピールした。
伊東孝紳社長は「モビリオはインドネシア市場向けに開発した初のモデル。今後も現地のニーズに合わせたホンダらしい品質と価格の商品を提供し、インドネシアでのビジネスを拡張していく。また、NSXは将来的にインドネシアを含めた様々な国での展開を予定している」と語った。