電気製品感電防止、マレーシアのエネ委が新規制を導入へ…日本人夫婦の感電死事故受け

エマージング・マーケット 東南アジア

温水器などの電気製品のショートによる感電事故防止、一般家庭での安全対策推進のため、エネルギー委員会が新たな規制を導入する方針を明らかにした。

規制は、1994年電力規制36(2)で、一般家庭において漏電遮断器(RCCB)を温水器に設置しなかった場合は最高5,000リンギの罰金が科される。住宅開発業者に対して、RCCBの設置を義務付ける。感度電流が100ミリアンペア(mA)のRCCB設置を推進する。温水器に関しては10mAとする。

同規制は1994年に官報掲載されていたが、市場に100mAのRCCBが多く出回っていなかったことなどを理由に発効は見送られていた。

9日、クアラルンプール(KL)モントキアラにあるコンドミニアムで、日本人夫婦が温水器の漏電による感電事故で死亡し、遺体で発見された。夫がシャワーを浴びていた時に温水器がショートして感電し、夫の異変に気づき助けようとした妻も感電し死亡したと見られている。

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 新型ホンダ『CR-V』発表に「おかえり!」「カッコいい」など反響、最注目の価格は…
  2. デンソー・人事情報 2026年1月1日付
  3. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  4. 15年の沈黙を経て...アウディ『RS6 セダン』、デジタルで先行復活!
  5. メルセデスベンツ『GLC』新型、V8エンジンなるか!…12月のスクープ記事ランキング
  6. 日野と三菱ふそう、経営統合へ動き…12月掲載の人事情報まとめ
  7. 開発データでそのままマーケティングまで、自動運転開発にも活きる『Unreal Engine』の最前線【後編】PR
  8. 日産『アリア』に改良新型、フロント刷新しGoogleやV2L機能を新採用…667万5900円から
  9. メルセデスベンツ、新型電動ミニバン『VLE』を2026年3月世界初公開へ
  10. トヨタ『ハイラックス』新型、まずはディーゼルの5グレードを豪州発売…約355万円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る