NTTドコモ岩崎副社長、M2M活用の車両向け情報提供を2015年までに開始

自動車 ビジネス 企業動向
NTTドコモ 岩崎文夫副社長
NTTドコモ 岩崎文夫副社長 全 4 枚 拡大写真
NTTドコモの岩崎文夫副社長は9月19日に都内で行った講演後、レスポンスの取材に応じ、スマートフォンなどのモバイル端末とクラウドを活用して車両に様々な情報を提供するサービスを2015年度までに順次実用化することを明らかにした。

岩崎副社長は「車両側に通信機能付きの様々なセンサー機器がのり、これがネットワークを通じITSのクラウドに様々なデータが収集できるようになる時代がきた。例えばエンジンや燃料計などの車両の状態を始め、ドライバーが運転する行動パターンや疲労度合など様々な情報をクラウドに蓄積することが可能になる」と説明。

その上で「ITSクラウドに集まったデータをもとに、車両のメンテナンスやドライバー一人ひとりに対するアドバイス、あるいは全体を統計的に分析して、それが様々に使われる時代になるのではないか」とも指摘。

具体的なサービスとしては「細やかな自動車整備のサポートのほか、ドライバー一人ひとりに合うようマッチングした自動車に関する新製品のレコメンド(推薦)、車の乗り方のパターンに合わせた商品保険の紹介などを、クラウドから車の中にあるスマートフォンやタブレット端末に提供することを2015年度までに実現したい」と述べた。

また岩崎副社長は「M2M(機器間通信)の領域で現在100億円くらいの売上があるが、これを2015年度までに10倍にする目標を掲げており、このうち車両向けサービスが半数近くを占めるようになる」との見通しも示した。

次世代オートアフタービジネス研究会設立イベント
主催:次世代オートアフタービジネス研究会 事務局

■2013年9月25日(水) 大阪会場
ホテル阪急インターナショナル
■2013年10月11日(金)福岡会場
ももち浜SRP ホール
■2013年10月23日(水)仙台会場
ウェスティンホテル仙台

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  3. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  4. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  5. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る