京阪、京津線の復旧作業は9月21日完了か…東西線は19日夜に運転再開

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京津線と国道1号の交差部の状況(大谷駅側から)。架線柱の上部がかろうじて姿を見せている。
京津線と国道1号の交差部の状況(大谷駅側から)。架線柱の上部がかろうじて姿を見せている。 全 3 枚 拡大写真

京阪電気鉄道は9月19日、台風18号の影響で運休が続いている京津線の被災状況などを発表した。復旧作業は順調に進めば21日にも完了する見込み。同線と直通運転を行っている京都市交通局の市営地下鉄東西線は、9月19日夜に運転を再開した。

京阪電鉄によると、御陵~京阪山科間の線路が冠水したほか、追分~大谷間と大谷~上栄町間で土砂が流入した。このうち御陵~京阪山科間はポンプによる排水作業の終了後、泥の撤去を予定している。また、近くを流れる安祥寺川からの水の流入で道床が大量に流出したことから、軌道整備も実施している。

追分~大谷間は土砂の撤去が完了し、現在は運転再開に向けて設備の点検などを行っている。一方。大谷~上栄町間は軌道の横を流れる吾妻川からの土砂流入が続いており、本格的な復旧作業に着手できない区間があるという。

現在は河川管理者によって土砂流入を止めるためのしゅんせつ工事が行われており、京阪電鉄はしゅんせつ工事などの終了後に復旧作業を実施する方針。関連工事が順調に進めば21日をめどに復旧作業を完了する予定で、その後、速やかな運転再開を目指すとしている。ただ、しゅんせつ工事などの進ちょく状況によっては復旧作業が遅れる可能性もある。

一方、御陵駅の浸水で烏丸御池~小野間が運休していた京都市営地下鉄東西線は、9月19日21時30分から運転を再開した。当初は同日正午に再開する見込みだったが排水作業に時間がかかり、再開が遅れた。

《草町義和》

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