欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは9月13日、8月の世界新車販売の結果を公表した。アウディやセアト、シュコダを含むグループ全体の総販売台数は、72万0400台。前年同月比は0.1%増と微増ながら、引き続き前年実績を上回った。
2013年1-8月実績を市場別で見ると、単一国としては最大市場の中国(香港を含む)が、前年同期比17.9%増の205万台と好調。過去最速で200万台を超えた。中国を含めたアジア太平洋地域では、16.2%増の230万台を販売する。
また北米は、前年同期比10.9%増の59万3700台。このうち米国は、9.2%増の41万4800台を売り上げた。米国での販売の主力は、北米専用セダンの『パサート』。
また欧州は、前年同期比3.3%減の239万台と、引き続き不振。このうち、西欧(ドイツを除く)は信用不安の影響で、2.7%減の122万台にとどまった。地元のドイツも、4.4%減の75万7300台と前年実績を割り込む。
2013年1-8月のグループ全体の世界新車販売台数は、前年同期比4.5%増の617万台。ブランド別では、フォルクスワーゲン乗用車部門が前年同期比3.1%増の384万台。アウディは7.2%増の103万台。シュコダは5.5%減の59万8400台と落ち込んだ。セアトは11.4%増の23万4200台と好調を維持している。