【INDYCAR】コースだけでなく天候まで完全再現できるホンダのドライビング・シミュレーター

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ホンダのDILシミュレーター
ホンダのDILシミュレーター 全 2 枚 拡大写真

ホンダ・パフォーマンス・デベロップメント(HPD)のドライバー・イン・ザ・ループ(DIL)は、今年5月にインディアナ州ブラウンズバーグでオープンした最新のドライビングシミュレーターだ。

このシミュレーター技術は、英国で2007年よりHPDスポーツカー・プログラムにおいて利用されている。

HPD DILシミュレーターは、コース全体の温度やタイヤのグリップ、風のスピードや方向など、チームにコース上での状況を複製する機会を与え、さらにシャシーのセットアップのテストやエアロダイナミクス、エンジンのマッピングと開発経路を、コストの効率の良い環境で可能にする。

「僕にとっての大きな一歩は、昨年は3、4レースごとにイギリスに行かなければならなかったが、今はそれがインディアナにあるので、多くの人達にもっとアクセスし易くなったことだ。インディアナポリスでのレースをシミュレートして、例えば気温が華氏95度で、第1ターンで強い追い風があるなどの状況を再現できるし、または自分があまり得意でないシナリオにおいて訓練ができる。サーキットを経験したことのない人々にとっては、ブレーキング・ポイントやカーブの状態を知るのに良い」とスコット・ディクソンは語った。

ドライバーはレーススーツを着用し、レーザースキャンされたサーキットの180度イメージ見ることで、ソノマ・レースウェイのような起伏のあるロードコースを体感することができる。HPDのエンジニアは、チームやドライバーによってリクエストされたものを、リアルタイムデータを使用したプログラムで実行し、そしてモニターを行う。

《河村兵衛》

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