ホンダカーズ大阪は9月21日、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の敷地内に納車センターを開設、運用を開始した。テーマパークの中に納車センターを設けるのは単独のディーラーとしては同社が世界初という。
USJ内の納車センターでは同社で新車を購入した人を対象に専任スタッフによる納車サービスが受けられる。このサービスを受けるには1万2000円かかるが、USJ入場券4人分と記念品がもらえるという。
ホンダカーズ大阪の堀内俊樹社長は同日開いた開所式で「お客様が一番喜ぶ車を受け取る時に、最大の感動を、世界一のもてなしのUSJとコラボすることで味わっていただきたい」とした上で、「今期末で月1200台の納車が(同センターで)できる体制をつくっていきたい」と述べた。
同社では現在月2000台の新車を販売しており、このうちの6割がUSJで納車業務を今後行うことになる。これにより各販売拠点にいる営業マンは通常2時間程度かかる納車の際の説明業務から解放され、その分を商談などに充てることができるようになる。また新車の配送や下取り車の引き取りも1か所に集中できるため、コスト削減にもつながるとしている。