【ホンダ フィット13G Fパッケージ 試乗】普段使いにいいプレーンな実用車…島崎七生人

試乗記 国産車
ホンダフット13G Fパッケージ
ホンダフット13G Fパッケージ 全 6 枚 拡大写真

何気に「いいね!」と思えたのが、実はベーシックな1.3リットル車だった。気取らない普段使いにピッタリのクルマといえばいいだろうか。

乗り味がしなやかな点は、このクルマの美点のひとつ。標準装着の175/70R14 84Sタイヤ(DUNLOP ENASAVE EC300)+スチールホイールはバランスがよく、ごく自然にフラットな乗り味を保ってくれ、路面の凹凸も軽くいなす。2代目フィットも初代に較べ、乗り心地が格段に進化していたが、その2代目をさりげなく上回る洗練度、スムースさ、安定感の高さが感じられた。走行ノイズ、振動も耳障りではなかった。

1.3リットルiーVTECエンジン(100ps/12.1kg-m)もスペック以上の実用度。CVTとの組み合わせだが、アクセル操作に従順にパワーとトルクを発揮。必要に応じてシフトで「Sレンジ」を選べば、高速走行時のレスポンスも問題ない。ECONモードも備え、最新のパワートレーンらしく、いかにも高効率そうで走りもシッカリさせた仕事ぶりだ。

Fパッケージなら後席が多機能になり、スマートキーほか装備も充実。プレーンで使いやすそうなクルマである。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  3. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
  4. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  5. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る