【東京モーターショー13】日野、中型PHVバスと小型EVコミュニティバスを初公開

自動車 ニューモデル モーターショー
日野自動車 遠藤真専務取締役
日野自動車 遠藤真専務取締役 全 6 枚 拡大写真

日野自動車は9月25日、プラグインハイブリッド(PHV)方式の中型バスの開発に着手していることを公表するとともに、11月に開幕する東京モーターショー2013に参考出品することを明らかにした。

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参考出品するのは中型バス『メルファ』をベースにしたPHVで、最高出力169kWのモーター、容量40kWhのリチウムイオン電池を搭載、普通および急速充電に対応し、最高時速は70kmという。航続距離は未公表。

日野自動車の遠藤真専務取締役は同日、都内で会見し、中型PHVバスについて「モーターとエンジンのハイブリッドだが、大半はモーターで走行する。特徴は緊急時の給電。緊急時にはエンジンでモーターを駆動して発電した10kWを外部供給できる。例えば400W水銀灯が20灯ある体育館の場合、連続で31時間給電可能。1日当たり10時間の使用なら3日以上まかなえる仕組みになっている」と説明した。

また前輪駆動、超低床の小型EVコミュニティバスも東京モーターショーに参考出品することも明らかにしている。この参考出品車は、現在、日野がヤマト運輸および西濃運輸と共同で実証実験を行っている小型EVトラックをベースに、底面地上高440mmの超低床を活かしてコミュニティバスに展開するというもの。

《小松哲也》

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