ペナンに「客家村」を建設へ マレーシア

エマージング・マーケット 東南アジア

マレーシアのペナン島南部バリク・プラウに中国以外で初となる客家村が、テーマパークとして建設される見通しだ。星洲日報などが報じた。

建設地はスンガイ・ピナンの20エーカーの土地で、総工費は2000万リンギ。

客家とは客家語を話す漢民族の一支流で、外部からの襲撃を防ぐために一族が固まって円形や方形の集合住宅(土楼)に住むことで知られる。シンガポールのリー・クアンユー元首相やタイのタクシン元首相、台湾の李登輝元総統なども客家。

ペナンで建設される施設は中国の円形の土楼をモデルにし、ホテルや民族資料館、レストラン、土産店などからなる。周囲に農村風景を残していにしえの客家の生活を再現するという。現時点ではまだ設計段階だが、建築許可が下りれば3-5年で完成する予定だ。

伊藤 祐介

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