安川電機は、イスラエルの歩行アシスト装置メーカー、アルゴ・メディカル・テクノロジーと資本提携を結ぶとともに、戦略的協業を進めることで合意した。
アルゴは、歩行アシスト装置「ReWalk」を開発・製造するイスラエルのベンチャー企業。「ReWalk」は、脊髄損傷などにより下半身が完全にマヒしていても、装着することにより歩行が可能となる外骨格状のロボット。
また、「ReWalk」は装着者の重心位置を検出して歩行動作を行う独自のアルゴリズムにより、スムーズで自然な歩行と簡単な装着を実現した。欧米では、医療・リハビリ施設や個人向けに販売されている。
安川電機は、アルゴとの戦略提携により「ReWalk」をラインアップに加えるとともに、アルゴのノウハウを活用して、日本・アジアで医療・福祉機器の販売網を構築・強化する。
今後、両社は技術協力による製品改良や新製品の共同開発も進める。アルゴが持つ欧米の販売網を活用して安川電機が開発製品も販売する。
今回の提携で、安川電機は日本・アジア(中国、台湾、韓国、シンガポール、タイ)で「ReWalk」の独占販売権を取得する。