京急・都営浅草線・京成・北総、10月26日からダイヤ変更…スカイライナー繰り下げでLCC対応

鉄道 企業動向
京成電鉄の成田空港アクセス特急スカイライナー。LCC便に対応し、10月26日から上り最終列車の時刻を繰り下げる。
京成電鉄の成田空港アクセス特急スカイライナー。LCC便に対応し、10月26日から上り最終列車の時刻を繰り下げる。 全 2 枚 拡大写真

京浜急行電鉄(京急)と東京都交通局、京成電鉄、北総鉄道の4社局は9月26日、ダイヤの一部変更を10月26日から実施すると発表した。京成電鉄の上り最終スカイライナーの時刻繰り下げや、都営浅草線内「エアポート快特」の増発などを行う。

京成電鉄は、22時付近に成田空港に到着するLCC(格安航空会社)便に対応し、現在は成田空港駅22時18分発の上り最終スカイライナーを12分繰り下げ、22時30分発とする。また、現行ダイヤでは平日18時台前半に京成船橋駅発成田方面行き快速特急の間隔が21分空いているため、快速特急を1本増発(京成船橋18時13分発)し、18~20時台の間隔を概ね10分とする。そのほか、都営浅草線内で「エアポート快特」となる列車の種別に表示している飛行機マークを廃止する。

都営浅草線内の「エアポート快特」は朝方の羽田空港行き1本、午前と夜間に成田方面行き2本を増発する。いずれも現行ダイヤの種別変更によるもので、朝方の羽田空港行きは成田空港6時3分発の快速特急を京成成田6時19分発に変更し、浅草線内の種別を各駅停車から「エアポート快特」、京急線内の種別を「エアポート急行」から「快特」に変更。京成成田~羽田空港間の所要時間が現行の119分から13分短縮され、106分となる。

成田方面行きは、羽田空港9時44分発の快特青砥行きを成田空港行きに変更。浅草線内の種別を各駅停車から「エアポート快特」に変更のうえ、押上からは「アクセス特急」として運転する。夜間は、羽田空港19時54分発のエアポート急行成田行きの浅草線内の種別を各駅停車から「エアポート快特」に変更する。

京急は、平日朝ラッシュ時下り列車の神奈川新町~金沢文庫間の運行パターンを変更し、横浜駅での発着順序を、現在の「特急・エアポート急行・普通」の順から「特急・普通・エアポート急行」とする。夕方ラッシュ時も、下り「エアポート急行」の待ち合わせ駅を京急川崎・上大岡から、神奈川新町での通過待ちと上大岡での待ち合わせに変更。横浜駅での発着順序を「特急・快特・普通・エアポート急行」から「特急・普通・快特・エアポート急行」とし、主要駅での混雑緩和を図る。

また、平日夕方ラッシュ時の下り普通列車の生麦・南太田での通過待ちを、現行の2本から1本に変更。土休日朝の上り普通列車は、平和島での2本待ち合わせから、平和島での待ち合わせと鮫洲での通過待ちに変更する。このほか、土休日朝に京急川崎発の普通浦賀行きを1本新設、ほかにも複数の列車で行先・種別の変更が行われる。

《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

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