GMと米陸軍、燃料電池技術の研究開発を拡大

自動車 ビジネス 企業動向
GMの燃料電池研究開発ラボ
GMの燃料電池研究開発ラボ 全 1 枚 拡大写真

米国の自動車最大手、GMは9月30日、米国の陸軍と間で、燃料電池技術の研究開発における協力関係を拡大すると発表した。

GMと米陸軍は長年、燃料電池技術の共同研究開発を進めてきた。2012年2月、GMは軍用車としては世界初となる燃料電池車を、米陸軍に引き渡し。ハワイに合計16台の燃料電池車を配備し、日常的な業務に活用してきた。

この燃料電池車は、シボレーブランドのクロスオーバー車、『エクイノックス』をベースに開発されたもの。最大航続可能距離は約320kmの性能を備え、水素の補充は5分で完了。もちろん、ゼロエミッション走行を実現する。

今回GMは、米陸軍との燃料電池技術の研究開発における協力関係を拡大すると発表。その内容は、米陸軍の研究機関のTARDECとの間で、水素燃料電池に関連した素材のテストや、パフォーマンスや耐久性を高めた水素燃料電池の設計を共同で行うこと。

両者の共同プロジェクトは、最大5年間の予定。GMの燃料電池事業を統括するチャールズ・フリース氏は、「GMは米陸軍との協力関係の拡大を歓迎する。水素燃料電池技術は、多くの可能性を秘めている」とコメントしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 【プジョー 3008 新型試乗】全身鋼のような硬さに満ち溢れる。これが新時代のプジョーか…中村孝仁
  3. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  4. レクサス『IS』改良新型、米国はハイブリッドなし..V6ガソリンだけを設定
  5. メルセデスベンツ初のEVワゴン、CLAシューティングブレーク新型…IAAモビリティ2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る