JR東日本とJR西日本は10月2日、2015年春の長野~金沢間延伸開業が予定されている北陸新幹線について、運行体系の概要が決まったと発表した。4種類の列車を運行する。
東京~金沢間を直通する列車は「速達タイプ」と「停車タイプ」の2種類。速達タイプは「停車駅を限定して運行」し、停車タイプは「速達タイプが停車する駅に加え、多くの駅に停車して運行」するとしている。
このほか、富山~金沢間のみ運転する「シャトルタイプ」と、東京~長野間を結ぶ「現長野新幹線タイプ」も運転される。列車名はこの運転体系に対応した形で後日発表するとしている。
北陸新幹線は1997年10月1日、高崎~長野間が開業。東北新幹線東京~大宮間と上越新幹線大宮~高崎間に乗り入れて東京~長野間を結ぶ『あさま』が運転されている。現在は長野止まりのため、線名は「長野新幹線」と案内されている。
長野県は延伸開業後も線名に「長野」の表記を残すようJR東日本に要望していたが、JR東日本は法律上の正式な名称である北陸新幹線と案内しつつ、首都圏の駅の案内板などではカッコ書きの(長野経由)を付け加えて案内する考えを示している。