三菱みなとみらい技術館は10月26日、27日の両日、子どもたちが宇宙やロケットについての勉強会や理科実験、パズル体験などに参加できる「秋の学習祭inみなとみらい」を、学習塾の中萬学院と共催する。
三菱重工業のロケットエンジニアが出張授業を行うのに加え、多彩なイベント10件を実施する。
「秋の学習祭inみなとみらい」は、科学や、ものづくりに対する子どもの興味を育成することを目指す三菱みなとみらい技術館と、「子どもたちの笑顔」をテーマに様々な体験学習を実施している中萬学院の理念が一致して2010年に第1回が開催されたもので、今回で4回目。
今回のメインイベントの一つ「三菱重工エンジニアによる出張理科授業~ロケットと人工衛星のおはなし~」では、三菱重工が製造および打上げを担当する大型ロケットH-IIA、H-IIBのエンジンなどを製造している名古屋誘導推進システム製作所(愛知県小牧市)のエンジニアが講師を務め、各種宇宙機器の紹介や液体窒素を使った実験などを行う。
また、中萬学院の理科担当講師が、真空容器や手作り集音器を使ってパラボラアンテナの性能を実感できる理科実験教室を実施する。今回は幼稚園の年長児を対象とした理科実験教室も新企画として開かれる。
更に、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が所有する船外活動宇宙服(レプリカ)の試着体験や、中萬学院オリジナルの遊びながら脳を鍛えられるパズル体験プログラムなど、小学生とその家族が事前申し込み不要で参加できるイベントも開催。国産初のジェット旅客機MRJやロケットについて紹介する「航空宇宙ゾーンガイドツアー」も実施する。
参加費は無料(入館料のみ)。