宇宙ステーション補給機「シグナス」が国際宇宙ステーションとのドッキングに成功

宇宙 企業動向
シグナス
シグナス 全 1 枚 拡大写真

IHIエアロスペース(以下IA)が、開発・製造を行った宇宙機/衛星推進用エンジンを搭載した米国の宇宙ステーション補給機「シグナス」が、9月29日に国際宇宙ステーション(ISS)とのドッキングに成功した。

「シグナス」は、米国オービタル・サイエンス・コーポレーション(以下オービタル・サイエンス社)が開発した宇宙ステーション補給機で、2008年初頭に開始されたNASAのCOTSプログラム(NASAが計画し調整を行っている、民間企業による国際宇宙ステーションへの輸送機の開発に関わるプログラム)にて開発された宇宙ステーション補給機だ。

「シグナス」によるISSの補給ミッションは、今回のミッションを含め、計8回行う予定で、またオービタル・サイエンス社は2008年後半にNASAのCRS契約(民間企業がNASAと契約し、国際宇宙ステーションへの物資等の補給を行うサービス)も受注しており、ISSへの物資の補給ミッションを請け負っている。

今回「シグナス」に搭載されたIA製宇宙機/衛星推進用エンジンは推力500Nクラスのエンジンとしては世界でもトップクラスの比推力を有しており、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発した様々な衛星においても、多数のフライト実績があり、またオービタル・サイエンス社を含む海外衛星メーカーにも輸出しており、海外でも100機を超える受注実績がある。

《平泉翔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  2. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  3. 高速道路初、「コールドストーン」のパフェアイスクリーム自販機が登場…関越道高坂SA
  4. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
  5. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る