【CEATEC13】パイオニアの次世代表示系はフロントウィンドウ全面

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
次世代IVIのコンセプトモデル
次世代IVIのコンセプトモデル 全 8 枚 拡大写真

 パイオニアは、次世代IVI(In-Vehicle Infotainment)のコンセプトモデルをCEATECに展示している。最大の特徴は、フロントウィンド全体を使ったヘッドアップディスプレイ(HUD)による多彩な機能表示だ。

 会場で次世代IVIを搭載したデモカーの座席に座ると、まず視点確認のスキャンが始まる。このとき、ステアリングのバイオセンサーがドライバーの健康状態も把握してくれる。視点を確認するのは、HUDの表示がドライバーの位置から最適になるように調整するためだ。そして目的地をセットしたら出発となる(会場でのデモなので、走行シミュレーションはフロントウィンド越しに見える正面のスクリーンに再現される)。

 HUDはレーザー方式で、フロントウィンドに案内の矢印やルートガイド情報などが表示される。他にも、路車間通信を利用して、信号の変わるタイミングを計算して、走行速度を指示してくれる機能(ペースカー)、他のプローブカーが自分の車の状態などをアイコンで示す機能(スタンプ)、車車間通信によって、ブラインドコーナーに迫る他のプローブカーを教えてくれる機能(ブラインドスポット支援)なども体験できる。

 ルートガイドの際、サイドカメラの映像を利用して、後方から接近するバイクなどのワーニングも発してくれる。このとき、後方からの危険を直観的に伝えるために、警告音が後ろのスピーカー、座席、インパネへと流れるようになっている(AUI)。

【CEATEC 2013 Vol.17】パイオニアが提案する次世代IVIはフロントウィンドHUD、バイオセンサー、立体音響

《中尾真二@RBB TODAY》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 中国マイクロEV『小馬』10万台を販売した「かわいいペット」戦略
  3. 快進撃のヤマハ、次は「親しみやすいスーパースポーツ」で勝負!?「鈴鹿8耐2025」注目の1台
  4. 日本初のクルマ専用「除湿剤」が登場、最長180日間快適に
  5. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る