マレーシア、16歳以下の少女の婚姻が増加傾向、イスラム法の抜け道

エマージング・マーケット 東南アジア

マレーシア・シャリア法執行局(JKSM)の統計によると、たばこも買えず車も運転できない16歳以下の少女の結婚件数がイスラム法の抜け穴のために増加傾向にある。ザ・スターが報じた。

2011年は一方(通常は妻側)が法定年齢以下の婚姻申請は約900件だったが、2012年は1165件に増加した。今年は年初5か月で申請件数が600件、446件が承認されたという。

マレーシアの世俗法では結婚可能な法定年齢は18歳となっているが、イスラム教徒は例外で16歳となっており、しかもシャリア法定の同意があれば16歳以下でも結婚が認められることになっている。

マレーシアは国連の「児童の権利に関する条約」に署名しており、18歳以下を児童と認定する立場にある。イスラム女性団体は、児童の婚姻がまだ存在すること自体がショックだとしている。

伊藤 祐介

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  2. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  3. 三菱自動車、国内販売は5期連続増 2025年4~9月期実績
  4. アバルト最初のSUV『パルス』、Netflix『ストレンジャー・シングス』仕様をブラジルで限定発売…隠し装備も
  5. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  6. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  7. 日産 フェアレディZ をレーシングカーにカスタム、「NISMO GT-Z」発表へ…SEMA 2025
  8. トヨタ『ランクル60』に最新V6ツインターボ移植、「ターボトレイルクルーザー」発表へ…SEMA 2025
  9. ホンダ『シビック タイプR』がラリーカーに、競技参戦を想定…SEMA 2025
  10. トヨタ株価が急反落、今期業績上方修正も失望売り
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る