テスラのEV、モデルS…米国でチャデモ対応急速充電アダプター販売へ

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テスラモデルSのチャデモ用急速充電アダプター
テスラモデルSのチャデモ用急速充電アダプター 全 1 枚 拡大写真

米国のEVベンチャー企業、テスラモーターズ。同車のEV、『モデルS』が、急速充電のオプションとして、「CHAdeMO(チャデモ)」への対応を図ることが分かった。

これは、テスラモーターズが公式サイトで明らかにしているもの。北米で販売するモデルSに関して、「近い将来、チャデモ用のアダプターを1000ドル(約9万7000円)で販売する」と発表している。

チャデモは日産自動車など、日本の自動車メーカーが主体となって導入を進めている急速充電器の統一規格。10月4日現在、日本1858基、欧州897基、米国306基など、全世界に3073基を設置済み。

これに対して、フォルクスワーゲン、アウディ、ポルシェ、BMW、ダイムラー(メルセデスベンツ)のドイツ5社と、GM、フォードモーター、クライスラーグループの米国3社の合計8社は、チャデモとは異なる急速充電器の規格を独自に発表。8社の急速充電器は、「コンボ」と呼ばれる方式で、チャデモでは別体の普通充電と急速充電が、ひとつのコネクターで行えるのが特徴。

ところで、テスラモーターズは、自社の急速充電ネットワーク、「スーパーチャージャー」を、米国西海岸を中心に展開。しかし、太平洋に面した北西部は、スーパーチャージャーの設置が手薄なエリア。

テスラモーターズは、「チャデモ用のアダプターにより、主に北西部の海岸エリアでは、およそ240kmごとに設置してあるチャデモの充電ステーションが利用できるようになる」と説明している。

《森脇稔》

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