上毛・上信・秩父3社が合同記念切符発売…社紋と未成線がつなぐコラボ

鉄道 企業動向
上毛電鉄、上信電鉄、秩父鉄道の3社が10月14日から発売する「上州×武州三社合同記念乗車券」
上毛電鉄、上信電鉄、秩父鉄道の3社が10月14日から発売する「上州×武州三社合同記念乗車券」 全 4 枚 拡大写真

上毛電気鉄道と上信電鉄、秩父鉄道の3社は、10月14日から「上州×武州三社合同記念乗車券」を発売する。3社がいずれも「上州(現在の群馬県)」を意味する「上」をモチーフとした社紋を使用していることにちなんだ、初のコラボレーション企画だ。

【画像全4枚】

上毛と上信の2社は群馬県内の私鉄。秩父鉄道は埼玉県内を走るが、開業時の社名は「上武鉄道」で、武州(埼玉県)から群馬県の館林への延伸を計画していた。延伸区間の建設は中止されて幻の鉄道路線(未成線)となったが、その名残として「上」をモチーフとした社紋が今も使われている。

記念乗車券は3社それぞれの車両をあしらったD形硬券タイプの3枚セットで、A5サイズのオリジナル台紙付き。乗車券は各社の代表的車両として、上毛電鉄がデハ100形電車(デハ101)、上信電鉄がデキ形電気機関車、秩父鉄道がSL列車『パレオエクスプレス』けん引機のC58形蒸気機関車(C58 363)をデザインし、それぞれ各社の社紋も描かれている。台紙には車両のカラー写真、裏面には各社の概要と車両の紹介文を記載している。

発売額は700円。3社で計2000部の限定発売で、上信電鉄がNo.1~500までの500部、上毛電鉄がNo.501~1000までの500部、秩父鉄道がNo.1001~2000までの1000部となっている。

発売場所は、上毛電鉄が中央前橋・大胡・赤城・西桐生の各駅窓口と同社参加の鉄道イベント、インターネット通販、上信電鉄が高崎・上州富岡・下仁田の各駅窓口と上信電鉄本社鉄道部、同社のインターネット通販、秩父鉄道が羽生・熊谷・寄居の各駅窓口とインターネット通販サイト「ちちてつe-shop」となっている。

《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

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