ロマンスカー「RSE」、小田急から富士急へ…「フジサン特急」の後継

鉄道 企業動向
富士急行への譲渡が決まった小田急の特急ロマンスカー20000形「RSE」。小田急では2012年3月に引退した。
富士急行への譲渡が決まった小田急の特急ロマンスカー20000形「RSE」。小田急では2012年3月に引退した。 全 3 枚 拡大写真
小田急電鉄と富士急行は10月11日、小田急で2012年3月まで営業運転されていた特急ロマンスカー20000形「RSE」1編成を富士急へ譲渡することで合意したと発表した。譲渡期日は11月11日。

富士急は20000形を、現在運転している『フジサン特急』の後継車両として7両編成から3両編成に改造し、2014年夏の運行開始を目指す。改造の詳細な内容は発表されていない。

20000形は、JR御殿場線との直通運転用として1991年に2編成がデビュー。小田急初の2階建て車両を2両連結した7両編成で、翌1992年の鉄道友の会「ブルーリボン賞」を受賞した。「リゾート・スーパー・エクスプレス」の頭文字を取った「RSE」の愛称で、主に御殿場線直通特急『あさぎり』で運用されていたが、2012年3月のダイヤ改正で引退した。

『フジサン特急』は2002年から運転を開始した富士急行の特急列車。JR東日本から購入した165系改造のジョイフルトレイン「パノラマエクスプレスアルプス」を再改造した2000形で運転されている。片側先頭車の前面展望席が特徴で、車体にはさまざまな表情の富士山のキャラクターが描かれている。

《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

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