北近畿タンゴ鉄道の「あかまつ」「あおまつ」毎日運転に…普通車両もリニューアル

鉄道 企業動向
北近畿タンゴ鉄道の観光車両「あおまつ」。11月からは1両単独で『丹後あおまつ号』で運用される。
北近畿タンゴ鉄道の観光車両「あおまつ」。11月からは1両単独で『丹後あおまつ号』で運用される。 全 7 枚 拡大写真

北近畿タンゴ鉄道は10月11日、『丹後あかまつ号』と『丹後あおまつ号』の運用を11月1日から変更すると発表した。普通車両をリニューアルした「コミューター車両」も同時に導入する。

『丹後あかまつ号』『丹後あおまつ号』は、4月から運行を開始した定員制の観光列車。KTR700形2両(KTR702・708)をリニューアルした「あかまつ」(702)と「あおまつ」(708)で運転されている。デザインはJR九州の鉄道車両のデザインなどで知られる工業デザイナーの水戸岡鋭治さんが担当した。木材を多用した車内設備を特徴としている。

『丹後あかまつ号』『丹後あおまつ号』は、豊岡・福知山方に「あおまつ」、西舞鶴方に「あかまつ」を連結した2両編成を使用。偶数日は『丹後あかまつ1号』(西舞鶴10時26分発~豊岡12時39分着)と『丹後あかまつ2号』(豊岡13時33分発~西舞鶴15時51分着)、奇数日は『丹後あおまつ2号』(西舞鶴12時29分発~福知山14時11分着)と『丹後あおまつ1号』(福知山14時48分発~天橋立15時55分着)として運転されている。

11月1日からは、『丹後あかまつ号』『丹後あおまつ号』ともに毎日運行に変更。『丹後あかまつ号』は「あかまつ」と「コミューター車両」の2両編成、『丹後あおまつ号』は「あおまつ」の1両編成となる。乗車に際しては『丹後あかまつ号』の「あかまつ」のみ運賃のほか乗車整理券(300円)が必要だが、『丹後あおまつ号』は運賃だけで利用できるようにする。『丹後あかまつ号』の「コミューター車両」も運賃だけで乗車できる。

「コミューター車両」はKTR800形をリニューアルした車両。「あかまつ」との連結運転を考慮し、「あかまつ」になじむようなデザインでまとめたという。『丹後あかまつ号』での運用のほか、朝夕の通勤・通学時間帯にも運行する。10月下旬から普通列車として運用を開始する予定。

《草町義和》

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