WRCは10月11日、先週末に行われたラリーフランスでWRCを引退したセバスチャン・ローブが、WRCのラリー以外のイベントでワールドラリーカーを運転することを発表した。
このWRCで9度のチャンピオンシップを勝ち取ったフランス人ドライバーは、11月にベルギーで行われるCondroz-HuyのラリーイベントにシトロエンDS3 WRCを運転し、彼の妻であるセヴェリーヌが副ドライバーを務めることとなる。
「セヴェリーヌはこのラリーにエキサイトしている。なぜなら彼女は年に1度か2度、僕と一緒に競技することが好きだからだ。僕達は素敵な時間を一緒に持つことを知っている。僕達の主要なゴールは楽しむことだ。だが、僕は明らかに良い結果を得たいと思っているよ」とローブは語った。
一方、このラリーにはシトロエン・レーシングの指揮官であるイブ・マトン氏が、副ドライバーにローブの副ドライバーを長年に渡って務めたダニエル・エレナを迎え、シトロエンXsara WRCを運転して競技に参加する。
「多くのプレッシャーがかかるね。もし僕がイブを退けたら、WTCCでの自分の場所にリスクを犯すかも知れない」とローブはジョークを飛ばした。