NASCARは10月12日に行われた、バンク・オブ・アメリカ500のレースで、現在スプリントカップのポイントスタンディングをリードするマット・ケンゼスが、スタンディング2位のジミー・ジョンソンを抑える3位でフィニッシュし、かろうじてリードを維持したことを公表した。
ケンゼスはこのレースの最後のリスタートで果敢にチャージし、それまで130ラップをリードしていたジョンソンを交わすことに成功したが、トップを行くブラッド・ケセロウスキーと2番手のケーシー・ケーンを捕らえることはできなかった。しかし20番手でレースをスタートした彼が、レースをほとんど支配したジョンソンを交わしたことは、誰にとっても意外な展開だった。
「僕はジョンソンがおそらく僕達を退けると思った。欲張りを言うなら勿論勝ちたかったし、できることは全てやったけど、勝てなかったね。だけど僕達のチームは信じられないような仕事をしたと思う。自分の走行していた場所と、フィニッシュできた順位を幸せに感じている」とケンゼスは語った。