阪神、10月26日から甲子園駅のエレベーター使用開始…大規模改良工事の一環

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甲子園駅の完成イメージ。ホーム中央部が膜素材を使った大屋根で覆われる。2016年度末完成の予定。
甲子園駅の完成イメージ。ホーム中央部が膜素材を使った大屋根で覆われる。2016年度末完成の予定。 全 4 枚 拡大写真

阪神電気鉄道と神戸高速鉄道は10月11日、阪神本線甲子園駅(兵庫県西宮市)で設置工事を進めてきたエレベーターについて、26日から使用を開始すると発表した。同駅で実施されている大規模改良工事の一環。引き続きホーム幅の拡張などを進める。

同駅の改良工事は、鉄道駅総合改善事業として実施されているもの。神戸高速鉄道が事業主体となり、同社から委託された阪神電鉄が工事を行っている。総工費は約54億円。国が5分の1、兵庫県と西宮市が5分の1をそれぞれ補助している。

この事業では、梅田・大阪難波方面行きの上り線ホームと三宮方面行き下り線ホーム、下り線降車専用ホームの幅を拡大し、上り線の降車専用ホームは廃止する。また、エレベーターや多機能トイレを設置してバリアフリー化する。

西改札口はホームに通じる新たな通路を現在の通路の西側に設置するほか、駅舎を改築してコンコースを拡張。東改札口も駅舎を改築して東口を新たに設け、上り線ホームへの通路と下り線ホームへの通路を分離する。このほか、ホーム中央部には駅全体を覆う形となる膜素材の大屋根が設置される。

今回使用を開始するのは、西改札側の改札階とホームを結ぶエレベーター2基。これに伴い、西改札側のエスカレーターをいったん撤去する。

今後は本年度末に西改札口の拡張を行い、2014年度末にはホーム幅を拡大。さらに西改札口下り線降車ホームのエレベーターの使用も開始する。2015年度には秋頃に西改札口のエスカレーター、同年度末に東改札口の改築と東改札口のエレベーターの使用を開始し、全ての工事が完了するのは2016年度末の予定となっている。

《草町義和》

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