【IIHS衝突安全】メルセデス Mクラス、新スモールオーバーラップで最高評価…メルセデスで初[動画]
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IIHSのスモールオーバーラップテストは、フロント部分の運転席側1/4が当たるようにオフセットさせて、固定バリアに64km/hでぶつける。実際の衝突事故に、より近づけるための追加テストだ。車両のメインフレームよりも外側に大きな衝撃がかかるため、厳しい判定を下されるモデルが多い。
Mクラスの2014年モデル(2013年8月以降に生産)は、ドアシルなどの強化を受けた。スモールオーバーラップテストでは、ダミー人形の頭/首、胸、大腿部への傷害レベルが最小限で、GOOD(優)。ただし、脚への傷害レベルは4段階評価で上から2番目のACCEPTABLE(良)との判定。
また、ボディの安全構造に対する評価も、4段階評価で上から2番目のACCEPTABLE(良)。IIHSはMクラスについて、スモールオーバーラップテスト時、ドライバーの生存空間がしっかり保たれている点を評価。
この結果、Mクラスのスモールオーバーラップテストの総合評価で、最高のGOOD(優)を獲得。IIHSから最高の衝突安全性を備えた「2013トップセーフティピック+」に認定された。IIHSによると、メルセデスベンツ車で、スモールオーバーラップテストの結果を反映した「2013トップセーフティピック+」に指定されたのは、Mクラスが初めてだという。
《森脇稔》