南武線稲田堤~府中本町間、12月23日から全面高架化

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地上に敷設されている南武線の仮上り線。12月23日から奥に見える高架橋に移る。
地上に敷設されている南武線の仮上り線。12月23日から奥に見える高架橋に移る。 全 2 枚 拡大写真

東京都建設局とJR東日本八王子支社は10月18日、南武線稲田堤~府中本町間で実施している連続立体交差事業(連立事業)について、12月23日の初列車から第2期区間の上り線を高架線に切り替えると発表した。これにより事業区間全線の高架化が完了する。

稲田堤~府中本町間の連立事業は、東京都の都市計画事業として進められている高架化事業。矢野口駅付近の第1期区間(約1.9km)と、稲城長沼駅の矢野口方から南多摩駅の府中本町方までの第2期区間(約2.4km)に分けて実施されている。

第1期区間は2005年10月に高架化され、8カ所の踏切を解消。第2期区間も2011年12月に下り線のみ高架化された。今回の上り線の高架化で第2期区間も完全な高架線となり、7カ所の踏切が解消される。

この切替工事に伴い、12月22日の18時30分頃から終列車まで、矢野口~府中本町間を運休してバスによる代行輸送を実施する。運休しない区間も川崎~登戸間と登戸~矢野口間、府中本町~立川間の3区間に分け、それぞれ折り返し運転を行う。このうち川崎~登戸間はほぼ通常通りの運転とするが、登戸~矢野口間は単線運行とし、約35~45分間隔での運行となる。府中本町~立川間も約25~35分間隔の運行となる。

稲城長沼駅では、今回の高架線切替後も線路を増設して島式ホーム2面4線にする工事が引き続き進められる。2015年春頃の完成を予定している。

《草町義和》

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