【ITS世界会議13】富士通テン、スマホの遠隔操作で周辺確認する「リモート全周囲モニター」

自動車 テクノロジー ITS
タブレットで車両からの情報を表示した画面
タブレットで車両からの情報を表示した画面 全 7 枚 拡大写真

富士通テンは「ITS世界会議2013」の富士通ブースにおいて、スマートフォンなどのデバイスを使って、自由に視点を変えながら車両周辺の映像を確認できる「リモート全周囲モニター」を参考出品。離れた場所から車両周辺が確認できるセキュリティシステムとして役立てる。

車両周辺をカーナビ上で確認できるマルチアングルカメラ機能が登場して久しいが、その機能を活用してセキュリティ上の利用も可能にしたのがこのシステムのポイント。新たな画像合成技術を使って、車両周囲の様子を、視点を変えて見ることができる。コントロールはスマートフォンやタブレットなどの携帯端末を想定し、その画面上で見たい角度へと自在に動かせるのだ。指の動きに対してスムーズい動くのが特徴で、フロントやバック、左右の各ビューへワンタッチで視点を切り替える使いやすさも備える。

車両側にセットされたカメラは前後と左右のドアミラーに備えられた既存のシステムを利用する。利用シーンとして想定されるのは、セキュリティ状態にある車両に何らかの異常を検知すると、サーバーを介してその異常を知らせるメールがあらかじめて指定されたスマートフォン等に届く。メールを受信したユーザーは、アプリを立ち上げ、車両周辺をカメラ映像でチェックするといった流れだ。画像の合成は携帯端末側で行うため、リアルタイムでの監視が可能。描画のスムーズさは端末の処理能力にも左右されるわけだが、デュアルコアレベルのスマートフォンでもスムーズな合成はできるという。

《会田肇》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. 日本にはないアバルトの高性能SUV、『パルス アバルト』が大胆イメチェン!
  4. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  5. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る