【MotoGP 第16戦】ホンダ、マルケス失格…チャンピオン獲得は日本GPに持ち越し

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
今季6勝目を挙げたJ・ロレンソ(向かって左)と3位のV・ロッシ
今季6勝目を挙げたJ・ロレンソ(向かって左)と3位のV・ロッシ 全 2 枚 拡大写真

MotoGP第16戦・オーストラリアGPの決勝が10月20日、フィリップアイランドで開催され、ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)が今季6勝目。年間チャンピオン獲得に王手をかけていた、マルク・マルケス(ホンダ)は失格。ノーポイントとなった。

ブリヂストンがリアタイヤの安全性を保証できるのは10ラップまでと結論したことから、決勝は10ラップ目でマシンを交換、さらに合計周回数を19ラップに短縮して行われることとなった。

ロレンソはポールポジションから好スタートで飛び出し序盤からリード。すぐ後ろにはD・ペドロサとM・マルケスのホンダ勢がピタリとつける。序盤から容赦なくペースを上げるロレンソだが、後続を引き離すことはできず、ライバルたちはコンマ5秒差を保ったままピットストップのタイミングを計る。9周を終えてペドロサがいち早くピットインしてマシン交換。10周目を終えてロレンソもピットインしてマシン交換し、素早くコースに復帰する。マルケスはさらに1ラップ走ってからようやくピットに戻ったため、マシン交換の規定周回数をオーバーしたとしてマルケスに対し失格を示す黒旗が提示されて戦線離脱。

ハプニングはこれだけではなく、ロレンソがハイスピードでストレートを駆け下りてきたところに、マシン交換を終えたマルケスがピットアウト。ふたりが第1コーナー進入で接触するアクシデントが起こった。運よくいずれも転倒を免れてレースは続行され、その後は、ロレンソが安定した速さで首位を守り、ペドロサをさらに引き離しトップでゴール。これでランキング首位のマルケスとロレンソのポイント差は18点になった。

■MotoGP 第16戦(オーストラリア)
1位:ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)
2位:ダニ・ペドロサ(ホンダ)
3位:バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)
4位:カル・クラッチロー(ヤマハ)
5位:アルバロ・バウティスタ(ホンダ)
6位:ブラッドリー・スミス(ヤマハ)

■ポイントスタンディング
1位:マルク・マルケス(ホンダ)298P
2位:ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)280P
3位:ダニ・ペドロサ(ホンダ)264P
4位:バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)214P
5位:カル・クラッチロー(ヤマハ)179P
6位:アルバロ・バウティスタ(ホンダ)147P

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  5. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る