スバルの中型SUV トライベッカ、生産終了へ…9年の歴史に幕

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スバル・トライベッカ
スバル・トライベッカ 全 6 枚 拡大写真

スバル(富士重工)が、主に北米市場で販売している中型SUV、『トライベッカ』。同車が間もなく、生産を終了することが分かった。

これは10月18日、同社の米国法人、スバルオブアメリカが、米国の販売店に通知したもの。「トライベッカの生産は2014年1月で終了。販売店への最終引き渡しは2014年2月」と告げられている。

トライベッカは2005年、『B9トライベッカ』としてデビュー。北米専用SUVとして企画されたが、その後、欧州やオーストラリア、メキシコなどにも投入されている。2007年4月のニューヨークモーターショーでは、マイナーチェンジモデルを発表。車名をトライベッカに改めた。

2010年モデルでは、新型『アウトバック』(日本名:『レガシィアウトバック』)との棲み分けが図られた。従来、トライベッカの販売は、2列シートの5名乗り仕様が全体の6割を占有。しかし、2010年モデルからは、3列シートの7名乗り仕様のみを設定。これは新型アウトバックがボディを大型化し、2列シート仕様のトライベッカとキャラクターが一部、重なるためである。

トライベッカの2013年1-9月米国新車販売は、前年同期比18.9%減の1247台。『フォレスター』の8万4372台/49.1%増、アウトバックの9万0073台/5.7%増と比較すると、トライベッカは売れていない。スバルオブアメリカは、「2005年の発表以来、累計7万8000台を販売した」と説明している。

《森脇稔》

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