ヤマハ発動機、産業用無人ヘリの年間販売を2018年までに倍増へ

航空 企業動向
ヤマハ発動機 産業用無人ヘリ事業説明会
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ヤマハ発動機は、農薬散布などに使う産業用無人ヘリコプターの販売数量を2018年までに現在の倍の500機にまで引き上げる。ヤマハ発動機の石岡修UMS事業推進部長が10月22日に都内で会見し明らかにした。

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ヤマハの2012年の産業用無人ヘリ販売実績は240機。その大半が国内向け。しかし石岡部長は「2015~16年にかけて海外が非常に増え、2010年代後半には国内と海外の販売比率が逆転する。国内は今後年率1~2割の微増傾向になるが、海外は一気に広がる時期が来る。我々としては2018年に500機に到達したいという目標を持っている」と述べた。

さらに「500機というのは根拠が無い数字ではなく、実は現地子会社がつかんでいる数字を積み上げて出している」と強調。「とくにアメリカでは大口顧客が獲得できそうで、無人ヘリを産業用で飛ばしても良いという法整備が整う2016年以降には年間100機程度の注文が見込める。オーストラリアでも年間数十機いける」との見通しを示した。

一方、国内市場では11月に発売する新型機『FAZER』で代替需要を掘り起こすほか、学術調査や防災業務といった非農業分野への用途拡大、さらには小規模農場向けの低コスト小型機の導入などで販売を増やしていくとしている。

《小松哲也》

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