ヤマハ発動機、無人ヘリにも衝突回避システム搭載へ…3年後めど

航空 企業動向
ヤマハ発動機 産業用無人ヘリ事業説明会
ヤマハ発動機 産業用無人ヘリ事業説明会 全 4 枚 拡大写真

ヤマハ発動機は、農薬散布などに使う産業用無人ヘリコプターの墜落事故の主な原因となる電線への接触を防ぐための、自動安全技術を3年以内をメドに実用化する。ヤマハ発動機の石岡修UMS事業推進部長が10月22日に都内で会見し明らかにした。

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ミリ波レーダーを使って20メートル先にある電線を検知すると、自動でホバリング状態になり接触を回避するという仕組みで、「すでに試作品はできており、おそらく製品としては1年以内にできる」としている。

しかし「電線の色によって見え方が違うという課題が残っており、2年くらいかけて安全性を確認してから商品化したい。既存の機体に後付できるようにもする」と述べた。

石岡部長によると「国内の圃場などで使われる産業用無人ヘリの事故で最も多いのが、田んぼの周辺にある電線に接触して落ちるもので、全体の7割を占めるという。無人ヘリを使う場合、遠隔操作するオペレーターの対角線上に人を置いてトランシーバーを使って合図しながらやっているが、日が陰ってくると線が見えなくなり、事故につながる」という。

《小松哲也》

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