インド初の火星探査機 打ち上げ日程を大幅前倒し 11月5日へ
宇宙
科学

『Mangalyan(マンガルヤーン)』の愛称を持つインド初の火星周回探査機は、11月21日にPSLV-C25(XL形態)ロケットでインド南部のサティシュ・ダワン宇宙センターから打ち上げが予定されていたが、11月5日に早められた。予定時刻は、14:36(日本時間11月5日18:06分)となる。
Mangalyanは火星の軌道を周回し、火星表面の地形や鉱物学、大気などを探査する予定だ。カメラ、メタンセンサー、赤外線分光器など5つの観測機器を搭載している。火星には300日かけて到達する予定で、2014年9月初頭になる。打ち上げ予定が早まったことで、同月に予定されていたNASAの火星周回探査機『MAVEN(メイヴン)』よりも早く打ち上げられることになる。MAVEN火星の上層大気と、多くの大気が失われたメカニズムを探査する予定で、2014年9月ごろ火星に到着する。
《秋山 文野》