【東京モーターショー13】ホンダ、軽乗用車N‐WGNをワールドプレミア

自動車 ニューモデル モーターショー
ホンダ N‐WGN
ホンダ N‐WGN 全 6 枚 拡大写真

ホンダは軽乗用車『N‐WGN(エヌ ワゴン)』をワールドプレミアで出展する。N‐WGNはNシリーズの第4弾モデルとして11月22日に発売される。

エクステリアデザインを担当する本田技術研究所四輪R&Dセンターの蔦森大介研究員は「この車のカテゴリーは軽自動車で真ん中のサイズで、非常に数が出ていて真ん中の欲張りなカテゴリーなのでデザインで特徴づけるのは非常に難しいが、ホンダとしては色々工夫をした」と語る。

具体的には「まずホンダのMM思想。メカに関してはミニマムにして、人の乗る空間を非常に広大にとっている。室内空間はライバル車に対して圧倒的な広さがある。その広さを外側からも表現するため、大きな堂々とした佇まいをまずもたせた」と説明。

その上で「大きくしすぎると箱っぽく、商用車っぽくなってしまうので、乗用車としての質感を大事にするためにそれぞれの面の張りを大事にした。またウィンドウのグラフィックが非常に特徴的で、すかんと抜けて長手方向に広いというのを表現しながら、その一方で軽自動車の不安要素である安心、安全感を太いしっかりとしたCピラーで表現し、それを両立したところがホンダらしい面白いデザインのディテールになっている」と述べた。

一方、インテリアデザインを担当する同センターの河内雄介研究員は「軽とはいえ、しみったれたインテリアではなく、もっとしっかりしたリッターカーに乗っているかのうようなインテリアにしたいという思いでデザインしてきた」と強調する。

「軽はどうしても幅が狭く、天地が高いので、ちんちくりんになってしまう。そういうところをできるだけワイドにみせるようにダッシュボードにラインを入れたほか、サイドに向かって面が消えていくような形にすることで、できるだけよりワイドにみえるデザインにしている」という。

また「リアは、広い室内空間をより堪能して頂くように、ただ広いだけではない空間を目指した。リアに乗っても全然後ろめたさがない、全席ファーストクラスというイメージでデザインした。リア席にも、しっかりした幅のアームレストをつくったし、足元ではなく手を伸ばせば届くところの位置にカップホルダーを設定した。フロントシートの裏にメッシュ素材をあしらって、スマートフォンや携帯ゲーム機を差し込んでおけるような、おもてなし空間をリアにも実現した」と説明した。

《小松哲也》

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