米国の自動車大手、フォードモーターは10月21日、新型フォード『トランジット コネクト タクシー』が、香港での運行を間もなく開始すると発表した。
同車は、フォードの主力商用バン、新型『トランジット コネクト』をベースに開発。フォードが考える次世代タクシーを提示したのが、新型トランジット コネクト タクシー。
新型は先代に対して、室内スペースを拡大。5名乗りのキャビン部分と荷物スペースともに、先代を上回る空間とした。また、フロア高は引き下げられ、乗降性を向上。軽量化にも取り組んだ。
パワートレインは、新開発の2.5リットル直列4気筒ガソリン。燃料はCNGとLPGにも対応する。フォードモーターによると、クラス最高レベルの高速燃費を実現するという。
今回、新型トランジット コネクト タクシーが、香港での運行準備を完了。米国のニューヨーク、シカゴ、マイアミ、ロサンゼルスの各都市に続いて、海外市場では初採用となった。
フォードモーターによると、米国タクシー市場における同社のシェアはおよそ60%。同社のRaj Nair商品開発担当副社長は、「トランジット コネクト タクシーは全米で支持されている。そして今、香港を含めた世界都市へ販売エリアを拡大する」と語っている。