ボーイング、民間航空機部門が好調で増収増益…2013年7-9月期決算

航空 企業動向

ボーイングは、2013年7-9月期(第3四半期)連結決算を発表した。

民間航空機のデリバリー機数が増加したため、売上高は前年同期比11%増の221億3000万ドルとなった。

民間航空機部門の売上高は140億ドルとなり、営業利益率も11.6%となった。防衛・宇宙・安全保障部門の売上高は80億ドル、営業利益率は8.4%だった。

全体の中核営業利益は同20%増の21億4300万ドルだった。営業利益は同16%増の18億0300万ドル、純利益は同12%増の11億5800万ドルとなった。

ボーイングのジム・マックナーニ会長・社長兼CEOは「主要ビジネスが継続して堅調に推移しており、営業利益、売上、キャッシュフローが増加した。受注残も記録的な数値に達している。第3四半期では、民間航空機部門で新型787-9型機のファーストフライトを実施、デリバリー機数も170機に達した。また、防衛・宇宙・安全保障部門でもビジネスは堅調に推移しており、新たに70億ドルの受注を獲得した。米国防衛市場に不安定さがある中、当社の顧客を重視したビジネス戦略とプログラムの確実な遂行が奏功して予想通りの業績を達成している」とコメントした。

業績が好調なため、通期の営業利益と営業キャッシュフローを上方修正した。1株当たり営業利益は5.10~5.30ドルの予想を5.40~5.55ドルへ、営業キャッシュフロー予測も65億ドルから、15億ドルの年金拠出金を含め70億ドル超に上方修正した。

第3四半期の270億ドル相当の新規ネット受注を含め、受注残額は過去最高の4150億ドルに達している。

《レスポンス編集部》

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