【スバル BRZ tS】上質感、女性にアピール…安全機能はSTIでもぬかりなく

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スバル BRZ tS
スバル BRZ tS 全 12 枚 拡大写真
スバルテクニカインターナショナル(STI)は、コンプリートカー『BRZ tS』を販売した。限定500台で、10月中旬の時点では277台の受注状況。

メインターゲットは30~50代の男性だが、上質品への関与が高い女性にも魅力を伝えたいという。

商品開発部マーケティンググループの森宏志氏はBRZ自体が若い世代のユーザーにも人気があるとし、「スポーツカーというと身構えてしまったり、モータースポーツに直結していて少しトゥーマッチだというイメージがあるかもしれませんが、BRZはそれを払拭できていると思う。これまでペーパードライバーだったが、この車なら…ということで選んだという女性のお客様もいらっしゃいました」と話す。

シートにはアルカンターラが用いられ、ステアリングも革の質を上げた。商品開発部 車両実験グループ 渋谷真氏は「単純にバケットにするのではなく、滑りをおさえてホールド感もアップしています。手触りや座り心地などを実感してほしい」と語る。

一方、STIが製作するモデルも、スバルと同グループとして"安全性能は落とさない"自負があるという。「GT PACKAGE」に搭載されるレカロシートも、BRZの規格に合わせサイドエアバッグ付きで一から開発。60項目の基準をクリアした。さらに助手席の着座センサーも同時に搭載した。

また、BRZは例外だが、スバル車には衝突安全機能「アイサイト」がある。森氏は「昨年発売したレガシィ tSにおいてもそうでしたが、アイサイト付きのベース車をSTIが手掛ける場合、姿勢を下げたりブレーキに変更があっても性能はキープします。これからグローバルでの展開も進んでいく機能ですので、安全面でも差のつかないように開発していきます」と語った。

今後のモデル展開については未定だが、基本的には"S"を頂点に"tS"という流れは踏襲したいという。その中で、よりスポーティーに技術面を強化するか、質感などのクオリティアップに傾倒するかは車種によって分かれる。STIとしてはその両方のテーマを広げながら、車作りをしていくとした。

《吉田 瑶子》

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