函館市企業局、800形811号の売却を公告…11月27日入札

鉄道 行政
今回売却されることになった800形811号の車体。2012年まで使用されていた。
今回売却されることになった800形811号の車体。2012年まで使用されていた。 全 2 枚 拡大写真
函館市企業局は10月25日、函館市電の廃車車両の売却を公告した。800形1両の車体部分を条件付き一般競争入札により売却する。

800形は、1962年から1965年にかけて12両が製造された、新潟鉄工所製の半鋼製車体、ボギー台車の電車。今回売却されるのは1965年製の811号で、ワンマン化改造を経て2012年6月3日まで使用された。

811号の台車や制御器などは、新たに製造された車体と組み合わせて再利用されており、現在は8000形の8010号となっている。このため、実際に売却されるのは台車などを除いた車体部分に限られる。前照灯や尾灯、方向幕なども予備部品として活用することから取り外して売却される。

また、売却に際しては「市電を利用される皆様をはじめ,より多くの方々に路面電車に親しんでいただくための取り組みの一環」という趣旨から、落札者に対して「引き渡し後、5年間は函館市内での保管とし、当該期間での転売処分を禁止」などの条件を付ける。

消費税と地方消費税相当額を除いた予定価格は5万1800円。運送料などの経費は落札者負担となる。入札参加申し込みの受付期間は11月7~18日、入札の執行は11月27日10時の予定。売却物件の公開は10月30日と11月1日に実施する。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ヤリスクロス』と『カローラクロス』の約10万台にリコール…パノラミックビューで映像が確認できない
  2. トヨタ『ライズ』、5色のカラフルなフルーツテーマで登場…土曜ニュースランキング
  3. 【スバル フォレスター 新型試乗】日本車の目覚しい進歩に舌を巻く…中村孝仁
  4. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  5. 「かつての『サニー』が随分と立派に…」日産の新型セダンが話題に!進化したVモーションにも注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る