マレーシア不動産利得税増税、投機抑制に有効と歓迎の声

エマージング・マーケット 東南アジア

投機的な不動産投資を抑制するため、不動産利得税(RPGT)の増税が決定した件について、概ね歓迎の声が上がっている。

マレーシア消費者協会(FOMCA)は、RPGTの引き上げを歓迎するとコメント。増税と同時に、低価格住宅の建設プロジェクトを増やし、国民が住宅を取得しやすいようにすることが重要だと指摘した。

連邦政府は2014年1月1日付けで購入後3年以内の売却に対するRPGTの税率を30%に引き上げ、購入後4-5年以内の物件についてはそれぞれ20%、15%に引き上げる方針を明らかにしている。購入後6年以降の物件についてはRPGTの対象外となる。

公共政策研究所のラモン・ナバラトナム所長は、RPGT引き上げは、不動産バブルの抑制に有効だとコメント。投機的バイヤー以外の一般市民に与える影響については、多くの人にとっては不動産購入は人生における大きな決断で、購入後6年以内に住宅不動産を売却しようとする人は投機的バイヤー以外ではそう多くはいないため影響は少ないとの見解を示した。

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. ホンダ『スーパーEV』世界初公開へ、小型EVで「運転の楽しさ」提案
  3. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  4. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  5. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  6. 日本にはないアバルトの高性能SUV、『パルス アバルト』が大胆イメチェン!
  7. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
  8. VW史上最も安価なEV、『ID.2』の量産ボディを激写! 価格は2万5000ユーロ以下?
  9. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  10. 「赤色くるー!!」2026年モデルのカワサキ『エリミネーター』に熱視線!新カラー&グラフィック追加へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る